ビカクシダ盆栽
コウモリランとも呼ばれるビカクシダは着生のシダで、吊り鉢に植えられていたり、板などに括り付けてぶら下げて飾ることが多い植物です。
もちろん普通に鉢植えで管理することも可能で、水はけの良い土に植えることが大切です。
シダの中では乾燥にも強い植物なので、水の与えすぎによる腐敗も起こりやすい面があります。
盆栽風の仕立て方もおすすめ
葉が大きく伸びるビカクシダを鉢に植える場合、葉の重さで倒れやすいこともあり、大きな鉢に植え込むことが多いのですが、土の容量を増やすと水はけが悪く乾きづらくなり、根腐れのリスクも高まります。
盆栽に使われる浅い鉢に固定して植えつけてやると、バランス的に安定するので、土の容量を増やさずに置き型のスタイルが実現できます。
そして特徴的な胞子葉の躍動感が一層際立ち、和の趣も楽しめます。
画像のビカクシダはネザーランドという品種で、水苔を使って植えつけてます。
鉢も陶製の重量のある鉢なので安定感は申し分ありません。
ビカクシダは品種ごとに形や生長の仕方も様々で、その特徴を生かすには板付だけでは物足りないこともあるのかもしれません。